近藤誠がん研究所

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治療の真実を知ろう!

近藤誠
重要医療レポート 番外編

EXTRA 002

患者さんとのQ&A まとめ

Q4「がんもどき」(転移しないがん)の見分け方は?

A4内視鏡で取れる、0(ゼロ)期の胃がんと食道がん。膀胱がん0(ゼロ)期。マンモグラフィのみで見つかる乳がん。PSA発見の前立腺がん。子宮頸がん0期。以上は、95%以上「がんもどき」です。

Q3がんの手術で、「全摘してリンパ節かく清」とは?

A3胃、食道、乳房、子宮、前立腺などを丸ごと切り取り、リンパ節もごっそり切除すること。がんをいくら大きく切っても延命効果はないのに、日本ではむやみにリンパ節まで切り取り、ひどい後遺症を生んでいます。

Q2市の検診で、肺に4センチの「がんらしい影」が見つかりました。自覚症状もないのに「とりあえず開胸手術で取ろう」と言われて仰天…。

A2手術は不要です。肺がんを「早期発見・早期治療」した人たちは、なにもしない人より2割多く死んでいます。

Q1マンモグラフィ検診を受けたら「乳腺に白い粉がパラパラまかれたような石灰化がある」と言われて、精密検査で「乳管内乳がん」と診断されました。「取り残さないように全摘を」と強く勧められています。

A1「乳腺の石灰化」は慢性の乳腺症です。20年以上放置してもなにもおきない患者さんを、僕は数多く診てきました。治療は不要で、体を傷つけるだけ損です。

近藤誠

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